S2/S2bチェック項目

 
 

 S2/S2bの”アキレス腱”はあることはあるのだが”裏アキレス”といった印象。その症状が出る確率は宝くじで10000円当たるくらいと表現しよう。一応チェックするくらいの気持ちは持ちたい。俗に言う”巻き上げ滑り”症状が出る。

     

@巻き上げ滑り

 上の画像の赤いの部分に親指を”軽く”当てながら、巻き上げる。このとき、適度なトルクがあり、フィルム巻上げ軸が空回りしないかどうかチェックをする。容易に症状が確認できる場合もあるが、撮影してコマ間を見ないと分からない場合もある。まさに”神のみぞ知る世界”である。確率は低いのでくれぐれも神経質にならないようにお願いしたい。

 

AISOダイアル

 上の画像の黄色い部分を押すと感度ダイヤルのロックが解除され回転するが、正常にロックがかかるかを先ず調べる。次に感度ダイヤルを回し、露出計が連動して動くか調べる。ここでよくチェックしなければならないことは、感度100と400のところでクセがついていないか。回しながら露出計が異常に振れないかどうかを調べる。機械式のS2またはS2bはAE機に比べ、もともと出動回数が少ない故、しかもフィルムは100または400のどちらかで固定されているケースが多いので、接点抵抗が傷んでしまう場合も稀にある。

 

 

 

inserted by FC2 system