機械式カメラなので、多くのチェック項目は無い。T型のシャッターユニットは払底しているので壊れていたら修理は難しいと思ったほうがよい。U型はS2と共通なので、しばらくは供給できるだろう。メーカーで修理が不可能でも、機械式ということで社外で直せる可能性も大きい。
修理は難しいが、機械式なのでそれほど壊れない。専用のアングルファインダーと一般のアングルファインダーとは異なるので、プレビューシールが付いている専用かどうかもチェック。一般用だと逆像になる。
@スローシャッター秒時
1秒のシャッターを切って、大きな秒時ズレが無いか確かめる。腕時計の秒針を見ながらやるとよい。
Aシンクロ動作
T型は1/125sec,U型は1/250secにてシンクロ動作をチェックする。チェックの仕方はシンクロ端子からストロボに接続し、当該シンクロスピードにてストロボを光らせる。シャッターを通してストロボ光がシャッター上下全域で見えればOK。目を傷めないように、発光の設定は弱めに。ストロボはサンパックのシンクロコード付きの物を使うと便利だ。
B接眼部
アングルファインダーを装着して使用するので、取り付け部分の樹脂が欠損しやすい。樹脂部分に亀裂、欠損が無いかチェックしたい。割れなどがあっても実用上問題無いレベルの時もあれば、アングルファインダーがグラついて安定しない場合もある。
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