それほど故障頻度の高い機種ではないが、外観が塩プラであることと、コストダウンからの影響なのか、不良箇所が出る。AF作動のチェックを充分にした上で、以下のチェックをしておきたい。
@ファインダーの腐食
製造後、まだそれほど時間が経っていないが、個体によってはファインダーに早くも腐食症状が出始めている。プリズム蒸着の仕上げが好ましくないのであろうか。ファインダーを覗いてプリズムに茶色いシミがあれば敬遠しておこう。発生は中央部が多いが、周辺部も見たほうがいい。うっすらとしか出ていない個体が多いので、よく見ないと見落としやすい。修理をするならプリズム交換になるので、別の個体を買ったほうが安上がりだ。
A露出補正ダイヤル
このダイヤル1つで露出補正はもちろん、ステップまで切り替えられるという京セラさんには過去に無かった実にスグレモノ。中央のロック解除ボタンを押しながら操作することにより
1/2ステップ、1/3ステップ、グリーンポジションを切り替えられる。稀にこのロックが解除されず、切り替わりが機能しないことがある。頻発はしないが念の為、ポジションを切り替えてみよう。
B裏ブタの付け根
ボディが樹脂製である無き所なのであろうか、どうしても裏ブタを取り付ける付け根部分に負担がかかる。樹脂に亀裂が入っていないかチェックしておきたい。
|