167MTチェック項目

 
 

 167MTは1987年からAria発売の1998年まで10年以上の長きに渡って生産され、その販売台数は90000台を越える。アキレス腱うんぬん言うより、古いロットになると15年選手にもなるので、あちこち傷んでいても不思議は無い。ここで気をつけなければならないことは平均的な中古市場価格と修理技術料がほぼ等しいこと。まだまだメーカーでのメンテナンスは可能であるが、補修時には全バラという構造上、その技術料は安くは無く、20000円未満でおさまるケースは少ないと考えたほうがいい。異常なくらい安い委託品などは、それなりに疑いをかけたほうがいいかもしれない。

 

 補修期限が迫る167MTだが、当面は修理できると考えられる。しかし、前にも書いたように、修理するより買ったほうが安いという現実に直面する。電池の液漏れは大敵なので、使わない時は電池を抜いておこう。

 

     

@巻き上げクラッチ

 巻き戻しスイッチを入れ、上のようにギアが下りて回転して戻っていくのを確認する。空回りしたような異音がする場合、使用に差し支えなくともオーバーホール時期である。異音がする場合、連写モードでシャッターを切れば同じような音がするはずだ。

 

A絞り値表示LED

 レンズF値とLCD上のF値が一致するかをチェック。167MTはパートで狂っている可能性もあるので、絞り値全てをチェックすること。F1.4→F16→F1.4と往復させるのがベスト。

 

 

 

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