Tessar
テッサーは1902年、ヴァンデルスレヴ博士の協力によりパウル・ルドルフ博士が設計しました。 ウナーの前群とプロターの後群という2種類のレンズのいい所取りで作られた構成で
その名の語源は4枚構成ということから、ギリシャ語の4にあたる「テサーラ」が語源といわれています。 写りの方はそのシンプルな構成からは信じられないようなシャープさと高コントラストを併せ持ち、抜けの良さもあります。 その写りの鋭さから「鷹の目」と呼ばれるコピーも生まれました。
このレンズが写真レンズとしてのツァイスブランドを世界に知らしめたといっても過言ではありません。 また、Y/CマウントのTessar 45mm F2.8 が代表的ですが、非常にコンパクトに出来るため 近年のカメラの数多くに、このテッサータイプの設計が採用されています。 ライツのエルマーやイーストマン・コダックのエクター等も このタイプの設計で、まさにレンズ設計の基本となっている設計です。 |