景福宮(キョンボックン)〜韓屋(ハノク)のある通り編

 

「景福宮(キョンボックン)」の入り口「興礼門(フンレムン)」から入って、正面に見えるのが「勤政門」です。

この日はあいにくの雨模様。後ろの山並みがけぶってしまって残念です。

 

 

こちらは「勤政殿(クンジョンジョン)」と云い、王の即位式や外交官の接待などが開かれた場所でした。

中央には玉座、その後ろの屏風は「日月五峰図」と呼ばれるそうです。

 

 

これは三つ脚の青銅器で‘鼎‘と呼ばれる形のもの。景福宮のパンフレットによれば、香炉として使われたものだそうです。

「勤政殿には青竜、白虎、朱雀、玄武や十二支をかたどった霊妙な動物像などが配置され、それらが王室を守っていた。」というような記載があるので

この奇妙なデザインに見える香炉もそういった意味合いがあるのかもしれませんね。

 

 

景福宮の中は広いです。塀や小さな門で仕切られ数々の建物があります。

それぞれ執務室や寝室、倉庫などの役割をになっていました。

ちなみに、左上の屋根の上に見える像は「雑像(チャプサン)」というもので、厄除けの意味があるそうです。

とんがり帽子をかぶっていて、なかなかかわいい造作です。

 

 

景福宮の敷地内には国立民族博物館、国立子ども博物館、国立故宮博物館と三つあります。

これは国立民族博物館の前にある十二支像です。

 

 

ぐるっと一回りして勤政門の前まで戻ってきました。これは興礼門の横からの撮影です。

向こうに見えるピンク色の傘の発色とコントラストの強さがTessarらしい写りですが、

フォーサーズボディを使用すると焦点距離が二倍になるので、少々詰まった感じに写ってしまいますね。

 

 

翌日は晴れまして、綺麗な紅葉も見られました。

ここは前回も歩いた北村エリアです。

 

 

お店の前に無造作に積み上げられたただのダンボールですが、柿の絵が描いてあったりしてとてもかわいい色合いです。

そういえば、お店のショーウィンドーにも柿が飾ってあったりして、韓国は季節の風物詩を大切にしているように思いました。

 

 

北村から細い路地を巡り、階段を上って高台にでました。

その先に「韓屋(ハノク)のある通り」があります。

 

 

韓国伝統の家屋を「韓屋」と呼び、白と茶色の家並みが綺麗です。

 

 

時間がなくてあまり歩けませんでしたが、この奥の方まで家並みは続きます。

 

 

この通りで見つけた表札です。

韓国は犬派が多く猫は少ないと聞きいていましたが、こんな表札は猫派には嬉しいですね

この家並みとマッチしないところが、またかわいいです。

 

 

こんな猫も見つけました!これは雨どいです。

 

 

韓屋のある通りの入り口にある伝統茶のお店です。最終日の目当てはここでしたが店の前に看板もなく何度も通りすぎてしまい、やっとお店に入ったところです。

上手く撮影出来なかったので載せられる写真がないのですが、向こうには大きな窓があり、北岳山と国立民族博物館の五重塔が見え、とても気持ちの良い店内でした。

床に座布団が敷いてあり、韓国風の調度品やお花、小さな植木鉢が飾ってあります。

観光の方もいましたが、ほとんどが地元の方のようでした。お休みの日にも朝からゆっくりお茶を飲むんですね。こんなお店があって羨ましいです。

 

 

これは、このお店のオリジナルブレンドのお茶です。ちょっと畳みたいな味がしましたが、おいしかったです。

お湯がいっぱい入ったポットが付いてきて、いくらでもごゆっくりどうぞ、という雰囲気です。

木の実などのお茶受けも付いてきます。

 

 

これは「シルトック」というお菓子で、お餅のようなものらしいのですが

食べた感じは蒸しパンのようです。‘かぼちゃ‘風味でした。

 

 

中庭から陽が差し込む店内で、 美味しくいただきました。

 

 

以上、フォーサーズ規格の軽量ボディとパンケーキレンズの組み合わせで

軽快な撮影旅行はいかがですか?の韓国旅行編でした。

 

 

 

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