APS−CサイズのデジカメでCONTAXを味わう 最近の主流であるデジタル一眼レフ。撮ったらすぐ見れて、加工も簡単。失敗してもすぐ消せて 現像・プリントの手間と時間とお金も掛からないのでとても便利ですよね。しかもこの不景気では尚更有り難い(涙) 当店でも約半分ほどの割合のお客様がマウントアダプターを介してCONTAXのレンズをデジタルで使われています。 さらに、ほとんどのお客様がEOS 5D,EOS 5D MarkUのような35mmフルサイズのデジタル一眼レフカメラで使われています。 当店でも35mmフルサイズの方がCONTAXのツァイスレンズの描写の特徴を最大限に引き出せるので推奨しております。 ・・・でも フルサイズは値段が高くて買えない、カメラ自体が重い・大きい 持ってるレンズが干渉して使えない(制限がある)と、なかなか手を出せない方も多いのでは???? そこで、「フルサイズ以外のデジカメでCONTAXを使ってみよう」という事を試してみました。 APS−CサイズだとCanon EOS kiss DigitalX・X2・X3、30D、40D、50D等があります。 たとえAPS-CサイズのデジカメでもCONTAXのツァイスレンズの特徴をちゃんとだしてくれるんですよ♪ しかし、APS-Cサイズのデジカメにあたっていくつかのメリット・デメリットがあります。それが下記の3つです。 |
1、焦点距離が約1.6倍になる(焦点距離×1.6=APS-Cサイズでの焦点距離) 35mmフルサイズ(35×24)の大きさに対してAPS-Cサイズ(約16×24)のデジカメでは受光素子(フィルムに当たる物)が小さくなるので フルサイズの画像(上の赤枠)から緑の枠の分だけ切り抜いたようになる。結果、焦点距離が約1.6倍相当(メーカーにより異なります)になる。 広角レンズでは画角が狭くなる為不利ですが、望遠レンズでは逆に焦点距離が伸びて有利になります。 2、ミラーが小さいのでマウント面からミラーまでの距離が長い APS-Cサイズでは受光素子が小さい為その分ミラーが小さくて済みます。小さくて奥に引っ込んでいる分、フルサイズでは干渉してしまう レンズでも干渉せずに済みます。 ちなみにヤシカ・コンタックスマウントのレンズはすべてミラー干渉無く、無限遠までピントがきます(制限レンズが無い) 3、ファインダーが小さい(見にくい) APS-Cサイズのデジカメのほとんどのファインダーが非常に小さいです。 AFレンズを使用する前提にあることと、ミラーが小さいのが原因です。 最近の機種ではライブビューを搭載していますが、MFレンズではピント合わせが難しい。
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と、このような特徴があります。
次にマウントアダプターの着脱方法や使い方ですが、言葉での説明は解りにくいので、GIFアニメを作ってみました。
※このページの作成時に使用した、黒いアダプターは現在販売しておりません。他社製の代用品をご用意いたしておりますのでそちらをお買い求めください。 使用方法は基本的にどこのアダプターでも同じです。 |
と、こんな具合です。
そして、すでにアダプターを使用されているお客様から「レンズとアダプターの外し方が解らない」
という質問を数多く頂きますので、外し方をPDF形式で作成しましたのでコチラからご覧ください。
※アダプターを買ってすぐはロックピンが硬いことが多いです。最初は割り箸などでピンを押してあげると外しやすくなります。
これで、使い方はばっちりですね。それでは撮影してみましょう。 さて、今回の試写で使用したBODYはEOS kiss Digital X。現行(2009.2月現在)のEOS kiss Digital X2の一つ前の機種になります。 え?何でX2じゃないのかって?それは当店のデモ機がXだっただけです。それに安いし性能も大差は無いと思われるので・・・(言っちゃだめですかね) マウントアダプターは撮影時はCOYO社製の黒の接点付きマウントアダプターを使用しましたが、現在はF-S社製の銀の製品を取り扱っております(2009.6現在) Kiss Digital Xのファインダーでのマニュアルのピントあわせはかなり難しい(というよりほぼ不可能?)ので・・・(苦笑) 接点が付いていればフォーカスエイド(ピントが合うとピピッと音が鳴る機能)が利くので誰でもかんたんにピント合わせが可能です。 そして今回の試写で使用したレンズは下記の6本。
Distagon T* 18mm F4(APS−C換算で約28mm) Distagon T* 28mm F2.8(APS−C換算で約45mm) Tessar T* 45mm F2.8(APS−C換算で約72mm) Planar T* 50mm F1.4(APS−C換算で約80mm) Sonnar T* 135mm F2.8(APS−C換算で約216mm) Vario-Sonnar T* 28-70mm F3.5-4.5(APS−C換算で約45-112mm)
レンズは明るくて高価で重たいものでは無く、コンパクトで安価のものを中心に選びました。 やっぱりKissの魅力は軽いことですからね。 この6本を持って多摩動物公園へ試写してきました。 それではご覧ください。 |
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