シュノンソー城 < Chateau de Chenonceau >
ロワールの城の中でもエレガントさでは1,2を争うシュノンソー城。霧に霞むポプラ並木を抜けると、庭園の奥に白亜の城が見えてくる。城はシェール川を跨ぐように建っており、正面から見るより川沿いの側面からの眺めが美しい。この城の代々の城主が女性であることも興味深く、アンリ(Henri)2世が1547年に20歳年上で絶世の美女という異名を持つ愛人ディアンヌに寄贈する。アンリ2世は3日あけることなくこの城に入り浸ったことから、女同士の確執に発展する。アンリ2世は騎馬槍の試合中の事故で命を落とした為。愛人に贈ったこの城は本妻カトリーヌに取り上げられる。この城の紋章はアンリのHとカトリーヌのCで組み合わされているが、実はディアンヌのDが隠し文字として存在する。城は美しいが、女たちの争いはまさに泥沼。川面の上の長い回廊は格子模様の床が実に優美で必見。この回廊はもともとディアンヌが架けた橋だったのだが、カトリーヌが長さ60mの3階建回廊に大改装したもの。城の左右に庭園があり、それぞれディアンヌ、カトリーヌと命名され、今でもその美しさを争っている。 |
城の外観 | ★★★★★ |
城の内装 | ★★★★★ |
庭園規模 |
★★★★★ |
スケール | ★★★★★ |
アクセス | ★★★★★ |
このページの画像サイズは全て640*427ピクセルです
白枠画像クリックで1300*867ピクセル、青枠画像クリックで2496*1664ピクセルの画像が出ます