ツァイス
サブタイトル
激動の100年
形態
単行本
発行元
新潮社
執筆
アーミン・ヘルマン (訳・中野 不二男)
表紙
ツァイス式双眼鏡
コンテンツ
・われわれは、頭脳を獲るのだ
・オプトン光学工業オーバーコッヘン
・分割
・政治は運なり
・顕微鏡
・後継者
・精神の継承
・ツァイス VS ツァイス
・ドイツの奇跡
・日本の挑戦
・世代の交代
・オーバーコッヘンへの訪問
・財団100周年
・再統一
寸評
 さすが新潮社という貫禄。イラスト、写真の類は一切無く、文学少年少女以外にはキツイ峠で、一種の誘眠剤ともいえよう。資料としても一冊の本としても、その出来栄えは良く、是非チャレンジしてほしい。他書によく書いてあるツァイスがアッベを訪ねたのではなく、先ずアッベがツァイスへ先にコンタクトをとっている事実や、ツァイス社員と米軍人とのやりとりまで書いてあり、なかなかリアルだ。特に東西分断された時のイエナ側とオーバーコッヘン側の双方の心理状態がイベント毎に一喜一憂するのが読めるのは魅力。
発行日
1995,08-30
定価(税別)
¥1,800

 

 

 

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